『ひぐらしのなく頃に業』沙都子と梨花はどっちが悪いのか個人的感想とネット上の意見など(ネタバレあり)

8月 6, 2021

©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

先月ひぐらしのなく頃にシリーズの続編である『ひぐらしのなく頃に業』が最終回を迎えました

第2期の位置づけとなる「ひぐらしのなく頃に解」が放送されていたのは2007年で約13年前、OVAシリーズを含めたとしても前作から9年近くも経っていて時代の流れを感じますね。

「ひぐらしのなく頃に解」の最終回があまりにも綺麗な終わり方を遂げているので、あそこから続編を描くのは難しいのでは無いかと少し不安だったのですが、それでもあの名作アニメの続きを見たい!

そう思い、続編の『ひぐらしのなく頃に業』を視聴してみました。

皆さんどうでしたか?ずいぶんファンタジーよりな展開になったなとは少し思いましたが、自分は十分楽しめました。

今作を見てやっぱりひぐらしのなく頃にシリーズは名作アニメだなと改めて思いましたね。

©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

まず物語の舞台となっている雛見沢村(ひなみざわむら)の風景が綺麗な絵にリメイクされていることに感動しました…。特にひぐらしのなく頃にの1期と2期は今となってはちょっと古めの映像だと感じますよね。それが不気味さを増していて逆に良かったのかもしれませんが(笑)

そしてOPが最近のアニメっぽい感じでカッコイイですよね。

さて、今回のテーマは『ひぐらしのなく頃に業』の物語の軸となる昭和58年6月に起こった雛見沢大災害の運命を打ち破った古手梨花(ふるで りか)と北条沙都子(ほうじょう さとこ)のその後の話についてです。

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※この記事はアニメ『ひぐらしのなく頃に業』のネタバレを含みます

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ただのリメイクでは無い前作とは少し変わった展開

©2020竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会

皆さんが今作を視聴済みであることを前提に話を進めていきますね。
ネタバレを含むのでご注意下さい。

第1話から見進めていくと、「あれ?1期、2期と同じ話だな」と思いますよね。

それでも絵が一新されていることと、普通に今までの話を忘れていたので「あー、ここでこんなキャラ出てきたな」みたいな感じでおさらいとして見れたので退屈では無かったです。

しかし、途中から「圭一が魅音にぬいぐるみを渡せている世界線だからこの後は…」

「ってあれ!?前回の話と展開が違う!」と驚きました(笑)

今回、条件を満たしているはずなのにループから抜け出せなくなってしまった謎は第21話「郷壊し編・其の四」で判明するわけなんですが、中盤まではただのリメイクなのかと思わせての裏切りからの、後半から物語の時系列を遡って真相を明らかにするという。

相変わらずひぐらしのなく頃にシリーズの製作者は他のアニメでは目にすることの無いすごい発想を思い付きますね。

僕はひぐらしの中でも沙都子は好きなキャラだったのにあんなことになるなんてちょっとショックでした…。

昭和58年6月雛見沢連続怪死事件のその後(沙都子)

沙都子が闇落ちするに至るまでの経緯は、第18話~第24話の「郷壊し編」で全てが語られていますね。

終末作戦の首謀者との激闘から1年後の昭和59年、風土病として広まっていた雛見沢症候群は完治していき、事件は収束に向かい平和な世界が訪れます。

梨花は雛見沢から出ることが夢だったことを沙都子に打ち明け、親友の沙都子と一緒に夢を叶えたいと言い出します。そのことがきっかけに全ての歯車が狂っていくことに…。

結果、沙都子は闇落ちしてしまう展開になっていくのですが、原因をまとめるとこんな感じでしょうか。

  • 沙都子が闇落ちした理由その1– 嫌いな勉強を梨花のためにと3年間頑張った
  • 沙都子が闇落ちした理由その2– 猛勉強の末、見事合格した学校はお嬢様学校で、見た目も大人っぽい梨花だけが友達に囲まれていき、沙都子は孤立していった
  • 沙都子が闇落ちした理由その3– 梨花との学校生活を送るために受験をしたはずなのに梨花と関わることも無くなり、成績が下がった沙都子は補習クラスに落とされる。
  • 沙都子が闇落ちした理由その4– 雛見沢の頃を思い出してもらおうと梨花にトラップを企むも、手違いで近くにいた生徒が怪我を負ってしまう。後日それが沙都子の仕業だと先生に発覚し、地下室での謹慎処分を受けることに。発覚した原因が生徒の1人から告げ口が入ったことだと知り、梨花のことが頭に過る。(実際は誤解だった)
  • 沙都子が闇落ちした理由その5– これから数年後に起こる運命を知った沙都子は梨花に受験をやめさせようと考える。それでも梨花の意思強く、「沙都子を一人にはしないと約束する」という言葉を聞き、もう一度だけ信じることにする。しかし、1度目の世界と全く同じ結末に。

これに対して梨花の言い分としては

「(沙都子は)勉強が上手くいかなかったり、ルチーア学園の校風に戸惑っているだけ。」

「あなたの成績が落ちた時、私は手を差し伸べようとした。その手を振り払ったのは沙都子、あなた自身でしょ。」

僕は『ひぐらしのなく頃に業』を見終わった時に、その人の人生経験によって沙都子と梨花のどっちに感情移入するか大きく別れるだろうなと思いました。

正直、自分は沙都子派ですね。

梨花だけが誘われている状況で、「下品な笑い方…。」「あのような品性の持ち主がこの学園の生徒だなんて。」などと陰口を言われるほど周りの生徒からはアウェーな状態なのに梨花に一緒に行こうと言われてもそりゃ行けないですよ。もし自分が同じ状況になったとしたら梨花だけで行ってきなよとなる気がします。

「あなたの成績が落ちた時、私は手を差し伸べようとした。」

梨花は勘違いしているようですが沙都子はおそらく、学校の成績とか聖ルチーア学園の校風に合った上品な立ち振る舞いをするとかどうでもいいんですよね。勉強の手助けとかじゃなくて梨花との過ごす時間が多少でいいから欲しかっただけなんじゃないかなと思いますね。

「沙都子に一緒に目指してほしい。絶対に一人にはしない。信じてほしい。」

そこまで言ってしまったからには梨花にも責任はあると思います。逆に本当に親友であり恩人だと考えているなら、毎日少しでいいから一緒に過ごす時間を作るぐらいも出来ないのは僕からすると疑問ですが。

沙都子に非がある部分をあげるとしたら、梨花、そして雛見沢の頃に固執しすぎだなとちょっと思いました。中学校の時とても仲良かった友達でも高校に上がったら遊ぶグループが別になって何となく疎遠になったなんてよくあると思いますし、他に気の合う友達を見つけようとせず梨花の思いを強引に変えようとまでする必要は無かったのかなとか、アニメの中の話ですが妙に現実にもありそうな設定なので色々と妄想してしまいました(笑)

昭和58年6月雛見沢連続怪死事件のその後(梨花)

  • 梨花が雛見沢を出たいと願う経緯 – どんなに抗っても同じ運命が繰り返される世界に100年も閉じ込められていた反動で、雛見沢の外での生活をしてみたいと思うようになっていった。

沙都子側に肩入れしすぎると良くないので、梨花目線も振り返っていきますね。

どうやっても抗えない雛見沢の運命と戦う梨花の奮闘は「ひぐらしのなく頃に」と「ひぐらしのなく頃に解」で描かれていましたね。何度も何度も周りの友人や村の人たちが惨殺される結末を目の当たりにし、最後は自分が殺される運命を繰り返す100年間を歩んでいくうちに梨花の心はボロボロになっていきました。

それでも最後の希望を捨てずに、仲間と奇跡を起こし掴んだ平和な世界に辿り着いた梨花は想像も付かないほどの達成感と安堵感に包まれていったはずです。

そして雛見沢に100年もの長い間閉じ込められてきた梨花は外の世界に憧れを抱くようになっていきました。沙都子と一緒に2人で猛勉強して目指した「聖ルチーア学園」には見事合格し、念願のキラキラした輝かしい学生生活を手にした梨花は毎日が幸せで仕方がなかったんだと思います。

しかしある日、目を覚ますとそこはまたあの悪夢の昭和58年6月の雛見沢でした。

もうこんなに素敵な雛見沢を出ようなんて考えない。自分が間違っていた。

そう思っていたはずだったのですが、沙都子の明らかに未来を知っているような行動に梨花は不信に思います。

「まるで私では無い誰かがサイコロを振っているみたい。」

ネット上の意見

僕だと沙都子側の意見ばかり言ってしまうので(笑)、某動画サイトに書かれている梨花派のコメントから抜粋しますね。

友達は何から何まで世話しなきゃいけない保護者じゃない

梨花の手を取らなかったから自業自得では。。。

梨花も配慮が足りんとこもあったけど沙都子も周りに合わせる努力すらしてない

遠慮したのは沙都子。常に沙都子を優先することを強いてんの?

様々な意見が飛び交う今回の物語の続きは2021年7月放送開始予定の「ひぐらしのなく頃に卒」で語られるでしょう!

まとめ

『ひぐらしのなく頃に業』は主に沙都子と梨花に焦点を当てた物語でした。どちらの視点も意見が別れそうなかなり丁度いい塩梅の設定をチョイスしたなぁと思いましたね。もちろん自分は梨花というキャラクターが嫌いなわけではないので、もやもやせずどちらも報われるような気分の良い終わり方であってほしいと思いますし、次回の「ひぐらしのなく頃に卒」ではこの物語をどういった展開に持っていくのか、圭一やレナなど雛見沢の他のキャラがどう関わっていくのかその辺がとても楽しみです。